本邦ではフダンソウという野菜のほうが馴染みがあるかもしれません。スイスチャードと呼ばれるものは、大ぶりな葉っぱの葉柄がカラフルな色をしたものを特にそう呼ぶことが多いようですが、明確な決まりはないようです。

フダンソウは野菜では珍しい「ヒユ科」の植物で、スベリヒユやポーチュラカなどと同じ系統です。
有名なところでは、ビートが同じ仲間です。砂糖を取ったり、ボルシチを作ったりする日本に住んでいると中々お目にかかれない野菜ばかりですが、お砂糖として食卓には馴染み深いですね。

フダンソウの由来は、「普段の食卓に最適な一品」くらいの意味だと思われます。
フダンソウはかき菜、つまり株ごと掘り出すのではなく、葉っぱをかいて収穫するものなので、長く使える野菜として重宝されてきました。少し独特な風味なため、スーパーでは取り扱いが少ないようですが、栄養価は抜群でして、カリウム、鉄、カルシウム、ビタミンA、B2、葉酸が非常に豊富に含まれています。天然の栄養剤ですね。

お浸し、サラダ、炒め物で召し上がって下さい。

※こちらの商品は60g入り（大きい葉で4枚程度、小振りな葉で5〜6枚程度）となります。